
かつて兄・ミナトと共にIT企業を立ち上げたタモツ。しかし急成長の裏で兄は横領の疑いを抱え失踪、会社は崩壊した。野心も居場所も失ったタモツは、今では清掃会社のアルバイトで日々をしのいでいる。そんな折、末期がんを患う父が「ミナトの死亡届を出したい」と望んだことから、タモツは否応なく「消えた兄」と向き合うことになる。
ミナトの死を確信する妹・ユカリは、父の願いを叶えるため死亡届の提出を急ぐ。だがタモツは、兄の生存への一縷の望みを捨てきれず、所在を探ろうとする。そこで明らかになるのは、かつての経営をめぐる兄弟のすれ違いと、打ち砕かれたミナトの夢。そしてタモツは、自身が抱え込んできた“ある嘘”と“兄を追い詰めたきっかけ”に苛まれていく。
やがて父は死亡届の提出を待たずに世を去る。葬儀の席で酒に酔ったユカリは、抑えてきた感情を爆発させ、タモツに怒りをぶつける。そこで、ついにタモツは、兄の死への責任と自分がついた”嘘”について話し出す。
残された者が「死」をどう抱え、生き直すのか――クジラの声をモチーフに、個性豊かな登場人物と共にユーモラスに描く再生の物語。
本公演は、一部がダブルキャストとなっております。うみ組とおと組に別れての上演となります。
※受付開始は、開演時間の45分前。開場は、開演時間の30分前となります。
【チケット料金】
プレミアム席:10,000円(毎回15席限定 / オリジナルグッズ付き&良席確保)
普通席:6,000円(自由席)
【チケット販売開始】
2026年1月19日
チケット販売URL
『 アップスシアター第4回公演「うみおと」 』
http://confetti-web.com/@/upstheater4
この社会で、人はしばしば加速し、暴走します。
――何かを成し遂げたい、自己を証明したい――
その衝動は尊いはずなのに、いつしか周囲が見えなくなり、本当に守るべきものを置き去りにしてしまう。
気づいたときにはもう手の届かない場所へと滑り落ちている。
では、人はどうすれば優しさを失わずにいられるのか。
何を見つめ、何に耳を澄ませればいいのか。
実際に起きた出来事を土台に、私たちが生きる現代にその問いを届けたいと思います。
ニューヨーク大学演劇学科卒業。
ミュージカル「アニー」で俳優デビュー、舞台「二十日鼠と人間」「テンペスト」、ハリウッド映画「ビューティフル・マインド」等の出演を経て、2001年、アジア人女性初のアクターズ・スタジオ正式メンバーとなる。
演出家として、「Alchemist」「Golden Tickets」「MOMO」等、多くの舞台演出も手がけ、アップスシアターVol.1「スカベンジャーズのアスカ」、Vol,2「霞色のライラック」、ブロードウェイ演劇の名作「STOP KISS」を演出し、好評を得た。また、テレビ東京系「Dreamer Z」に審査員として出演。
また、芸能事務所カミノレアルの代表を務め、NHK朝ドラヒロインのシャーロット・ケイト・フォックスや『ばけばけ』出演のトミー・バストウのマネジメントも手掛けている。
演出:米倉 リエナ 脚本:稜一朗 舞台美術:里森 恵 照明:佐藤 恵 音響:余田 崇徳 チラシデザイン:小原 正至、バーガー長谷川 演出助手:鈴木 わこ 舞台監督:中津 政一 舞台監督補佐:渡部 克哉 制作:LIDDTHROUGHS㈱ プロデューサー:金子 貴伸 協力:小川祥子
【企画制作】
つくるスタジオ/LIDDTHROUGHS(株)
【主催】
㈱ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ